集合住宅の中庭





地下1階から地上3階まで9住戸で囲まれた中庭。

主張しすぎないまでも、必要とされる場所であるために、

地階の住戸の境界になること。光を遮断しないこと。

そして、狭いという感覚も持たせないこと。

地下の3住戸の境界部分から屋上へと

湾曲させるように数本張った細いワイヤーは、

各々が表情をもつ3つのパーティションとなる。

種類の違う蔦によって編み込まれた緑の模様は、

時間と共に表情を作り続ける。