森のような住宅

それぞれの部屋を少し離して並べる事で、
すべての部屋が独立した小さな庭を持てるような計画とした。
それぞれの部屋には、隣り合う部屋とは向き合わないような方向に、
2つの大きな開口(窓)を、部屋を挟むようにして設けた。
部屋と部屋は、小さな庭を介して視覚的に連続しているので、
部屋から部屋へと移動するときには、木々のむこうにベッドが見えたり、
料理をするのが見えたり、屋根の隙間からは空が見えたりと、
森の中を散歩しているような体験が住宅の中に生まれる。
1日の太陽の動きや庭の木々の成長とともに、
少しずつ表情を変えていく森のような住宅である。project_11-1.html